Event & News

2019.02.26
熊本県西原村教育長さまからお便りと、卒業生の皆さんへのメッセージをお知らせ頂きました
「おりづる再生紙・卒業証書」をお贈りした熊本県西原村教育長・竹下良一より感謝のお手紙とともに、卒業生に贈られたメッセージをお知らせ頂きました。全文をご紹介致します。


広島と福島を結ぶ会 様
おはようございます。昨日の雨も上がり、素晴らしい天気に恵まれました。中学校の卒業式に参加してきました。
初めて、卒業証書に見入りました。台紙だけの時よりも、名前が入ると違う。何かこう魂が入ったように思いました。素敵な贈り物をありがとうございました。
保護者の感想はまだ聞いていませんが、私の親しくしている生徒は「こんなにきれいになるのですね。様々な国々の様々な年齢の方々からの平和の贈り物だと思い、大事にします。」という素敵な返事が返ってきました。
当日はビエントのお二人も駆けつけてくれました。皆さん方の思いの一端でも届けられたかな・・・という不安な思いがありますが、卒業をかみしめる時間の余裕ができればまた、しっかりとした考えや行動に移っていくだろうと思います。
証書の原本と、式当日の写真を少しお届けします。本当は生徒のドアップをお届けしたかったのですが、申し訳ございません。雰囲気だけでも・・・。
今月の22日には小学校の卒業式です。また感動があります。これもみな、皆様方のおかげです。ありがとうございました。
西原村教育委員会 竹下 良一



平成30年度の卒業証書の台紙について

お子様のご卒業誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましては、震災後の厳しい状況にもかかわらず、本村の学校教育の発展にご尽力いただきましたことに感謝申し上げます。
さて、今年度の卒業証書に使われている「台紙」の由来についてご説明いたします。
昨年の3月、広島県在住の加藤りつこ様より、西原村の復興支援として、児童や生徒のために使っていただきたいと、卒業記念台紙寄贈の申し入れがありました。
加藤様と直に会って事情をお聞きしますと、その台紙は、広島の平和記念館に捧げられた幾千もの千羽鶴を織り込んだものだということがわかりました。
加藤様は、阪神・淡路大震災で一人息子(当時21歳)を亡くされ、その後、「広島と福島を結ぶ会」の設立を機に、これまで大震災のあった福島の児童生徒に支援を続けられておられます。
平成28年4月、「大震災のあった西原村の子どもたちともつながっていたい」という強い思いはVientoの吉川万里さんを動かし、今日の卒業台紙に繋がりました。
ご支援を頂きました加藤様をはじめ「広島と福島を結ぶ会」の皆様、そしてご理解を頂きました保護者の皆さまに心より感謝とお礼を申し上げます。

ひろふくのFacebook

広島と福島を結ぶ会